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『やまのかいしゃ』




息のあった、

エネルギッシュなおふたりの共作。

それだけで、

何か楽しいことが起こりそうな

ウキウキ感があります。


ほげたさんは、

朝起きるのがとても苦手。


この日も会社に出かけるのが

昼過ぎになってしまい、

飛び乗った電車は会社とは違う方向で、

どんどん山の中に入っていく…


目も鮮やかな、

みどりのこんもりとした森の中。

いろんな植物と

さまざまな生き物が

生き生きしています。

そして山の頂上を会社として

仕事をはじめるほげたさんは、

他の会社の仲間たちも

山の会社に呼んでしまいます。


横長の見開きいっぱいに

色彩鮮やかな自然と、

山の頂上での会社の様子が

描かれています。


そこには

ヒゲが長い社長さんは、

タンクトップでサイクリング。

クマや動物達と踊る者、

相撲をとる者、

宴会をはじめてる人達。


そして寝っ転がりながら

パソコンに向かい、

書類を書いたり、

電話をしたり

仕事らしきことをしてる人達。


こんなコロナ禍の中、

こんな会社があってもいいなぁと思います。


こころが、不思議に解き放たれる絵本。

おとなにも子どもたちにも、

おいしい空気を

胸いっぱいに吸い込んでほしくなります。




 

やまのかいしゃ


文:スズキコージ

絵:片山健

出版社:福音館書店

発行日:2018年05月02日










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