淡いやわらかいピンク色の表紙に、
思わず癒され手に取りたくなる絵本。
幼い姉妹に
あたりまえのように流れている
日常の時間。
やさしい色合いと
やわらかいタッチの
絵と文で表現されています。
なにからなにまでせわをしてくれる、
面倒見のいいねえさん。
いもうとは頼りきりでした。
でも、ある日。
小さい妹に変化が芽生えます。
いもうとの成長の瞬間は、
ねえさんにとっても、
肩の力がふっと抜けた瞬間でも
あったとおもいます。
のぎくの咲く草原の自然が、
優しく
ふたりを見守っているような気がします。
私にも2歳上の姉がいます。
小さい頃
稲作で毎日忙しかった母の代わりに、
わたしの長い髪を器用に結ってくれた姉。
稲穂のかおりと一緒に、
姉のことを想います。
ねえさんといもうと
文:シャーロット・ゾロトウ
絵・訳:酒井 駒子
出版社:あすなろ書房
発行日:2019年04月08日
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